本当にやった怖い話

まあ怖い話なんて周囲にあふれかえっていて、物理的理論的な解決策だけでは事態が悪くなる一方なのでもうコレ憑かれんじゃねーかと上司が真顔でお祓いの必要性を示唆したりする怖い職場に日々おるわけですが。
職場の話は怖すぎてネタにもならないので別の怖い話です。

万引き犯とバトルった管理人ですマ ジ 怖 か っ た…!!

いや出来なかったんだから万引き未遂犯か。ともあれ。入り浸ってる本屋に今日も仕事帰りの20時過ぎに寄ったわけですよ。で、ブラブラ立ち読みしてたら、ふと目が合った少年が何とも言えない顔をしたわけで。
どーした少年、と気になったのは多分職業病ですが、気になり改めて見てみるとコレはレジ行く本の持ち方じゃないよな。てか、君の進行方向にあるのはな。評論雑誌コーナーと出口だけなんだ。…という状況でして。

カーン(←ゴング)

現行犯なら声掛けて補導、逃げそうだったり暴れたらなら大声出して店員呼ぶ(少年といっても中学くらいか?自分よりガタイが良い人間腕力でどうにか出来るとは思ってません)くらいできたものを、目が合ったタイミングが絶妙過ぎて素人には現行犯かどうか判別出来ず。………冤罪でも声掛けりゃ良かったとしみじみ後悔したのは静かなバトルが20分を経過した頃でした…(笑)。
つかず離れずついて回ると明らかに嫌そうに距離を取り、ローティーンで本気でその棚に興味あるなら寧ろ友達になりたい感じの棚をキョドキョド渡り歩く少年がこちらを見るたびに、小首を傾げて目を見てから不自然な持ち方の本を見て、向こうが逸らすまでまた目をじー。なんでコートの裏にたくさん本持つの?と、じー。
…基本どうしてもレジと遠い側の出口に向かいたがる少年のとった幾つかの進路で、毎回偶然立ち読みしてる(笑)女を装ったせいで私自身もかなり怪しかったことは認めます(笑)。戦記読んでたかと思いきやスピリチュアル文庫手に取り、次には婦人雑誌、世界地図(笑)。
結局。
何度目かに少年が私をガン見しながら出口に向かった時に、真正面から見返したら、空になったコートをポケットに手突っ込んでバタバタ振ってから去っていきました。彼が持ってた雑多なジャンルの本は、文庫コーナーの片隅にまとめて置いてあった(気になって探してみた)。

冤罪ならいいんだ。昨日変な女に付け回されてさー、怖くて買う気失せてよーとか話の種にするといい(笑)。
でも真実盗みという立派な犯罪をあんなしょぼい手口で半端に試みて、通りすがりの腕力では負けるはずがない女にガン見撃退されるようなら、大人の責任としてちゃんと補導してやらなきゃダメだったなと思う。反省。
二度とやるなよ。誰かがちゃんと見てるから。


…全然怖そうじゃないじゃないかと言われそうですが。
最後の方はさすがに少年呼吸とか目付きとかが怖いことになっており(苦笑)、万一つけられでもしたら怖いなーと徒歩距離なのにバス乗ったよ、という話でした(笑)。HENTAIさんから定期的にラブコールが来る一人暮しのか弱い女なんだそれくらい警戒しても自意識過剰とは言えないだろう!眼力と腕力は無関係なんだZE(笑)!