いた　　出た　　いたのか……

<いた>
　異動初日に「この人…同類なんじゃ…」と思っていた同僚がやっぱり同類でした。いたよオタク…この若者がいないまちにもオタクがいたよ…絶滅していなかったよ…。しかし互いに自分がオタクだと明かしあったわけではないので、80年代ラブコメの如く腹の探り合いというか、「…この人、どのネタまでついてこれるだろう?」探り合いが続いております(笑)。まあ、周囲にしてみれば暗号で会話しているかのような不審な二人なわけで、しかも席が遠いから会話周囲にダダ漏れ。
隣席同僚「…さっきから二人で何の会話してんの…?」
管理人「…え。あ、いや…なんというか、思わず頭からウサ耳生やして腰振りダンスを踊りたくなる曲を今度の仕事に起用すべきかどうかという考察でして、」
隣席同僚「…俺が聞いてもわけがわからんということが解ったぞ…」
　夏コミのために休みを取ったら突っ込んでもらえそうで楽しみです(笑)。うまうまー(笑)。

<出た>

　蟻が出ます。
　いや、蟻は出ても別にいい。…と、そんなことを思っていたのはすでに過去のことなのです…。自分に危害を加えない虫は基本的に殺さない管理人ですが、それが虫ではなく蟲な勢いで出てきたら修羅にもなります。というか、なぜ食べ物もない寝室に出るんだ大量の蟻。ベッドに乗るんだ大量の蟻。私にも乗っかって休日明け方に起こすんだ大量の蟻………!!!
　しばらくは「ははは、どうしたんだ食べ物なんかないぞこーいつぅ♪」と戯れておりましたが、虫ならともかく蟲だしな…というわけで蟻の巣の中に毒餌運ばせて殺す薬を買ってきました。遅行性の毒とは知らずに群れる蟻たちを観察してものすごい勢いで罪悪感がつつかれましたが、何せ蟲です。…とにかく、冬の前でいいと思っていた住居のありとあらゆる隙間と穴をさっさとふさがねばなるまい…穴もな…日の光差し込んでくるとかどんだけ…蟻はまだいいが、冬にストーブ焚いたら蛇がぞろぞろ来そうでなんだかなーです。起きたら枕もとに蛇さんが沿い寝。なんというか泣くと思うんだ。

<いたのか……>

　蛇熊デフォルト、狐はコンコン、自給自足で道行く人々皆知り合い。そんな土地です。まあまずもって人口自体が少なく、若者率も低い。そんな中で顔見知り以外の人間を見かけること自体が珍しいわけですが、そんな見知らぬ兄さんに女子高校生呼ばわりされました管理人です(※27歳)。お世辞か何かは知らないが若く見られて嬉しい年にも限度があるし、そもそも私はただでさえ職業的に若造に見られるのが苦々しい日々なので、若く見られてもかけらも嬉しくはないわけで「自分、高校生より10は年上っすね」などと死んだ魚の目で対応したわけですが。何がどう作用したのか、ビジネスなのかナンパなのかそれともこの人は友達がほしい人なのかよくわからない展開に。なんにせよ初対面の女の家に上がりこむ選択肢を振りまく男を信用する気はさらさらありませんでしたが、普通に会話も弾んだのでメアド交換くらいはまあいいかと思ったわけです。しかし。
管理人「―――あー…そういや、携帯ないですね。今日」←非携帯常習犯
　現代社会においてこれ以上ないくらいの拒絶だったみたいです(笑)。今までけっこうねばったのに、その瞬間の引き際の奇麗な事奇麗な事…(笑)!　や、違うんですよ。管理人的にはむしろ、旅行中とかはともかく、日常的には携帯無い方がデフォルトとゆーか(笑)。
　…まあなんというか、ビジネス的に顧客がほしかったにしろ、ナンパにしろ、…いたのかこういうコンビニ無い土地にも…と感慨深かった週末でした。友達ほしかったのなら、まるっと同意だけどな!こういう土地だからこそ(笑)!!
　週末は仕事でまちへ。なんだかんだで毎週末出る用事があるのでオタク的にもありがたい(笑)。